エアバス次世代エンジン、IHIが開発参加

IHIが、2016年に就航する欧州航空機大手エアバスの主力中型旅客機に搭載する次世代エンジンの開発に参加することが30日、分かった。

燃費性能を現行エンジンよりも1割以上向上させる計画で、IHIが主要部品を担当する。世界の航空機市場は、新興国の旅客需要の増加で拡大しており、燃費性能に優れる中・小型機が特に注目されている。三菱重工業川崎重工業も、このエンジン開発への参加を検討している。

IHIは、米航空機エンジン大手「プラット・アンド・ホイットニー」と共同で、現行のエアバス「A320」の改良機「A320neo」(100〜180席程度)に搭載するエンジンを開発する。

A320は、1983年にIHI、三菱重、川重の日本勢が初めて国際共同開発に参加したエンジン「V2500」などを搭載している。